接弦定理の概要とその証明方法まとめ
接弦定理とはどんな定理なのか、そしてその証明方法についてまとめます。
接弦の定理の概要
「円の接線とその接点を通る弦が作る角は、その角の内部にある弧の円周角と等しい」という定理です。
これを図にすると以下のようになります。
同じ色がついた角が同角になります。
接弦定理の証明方法
接弦定理の証明をしてみたいと思います。
円の直径Dを点Bに対して引き、三角形の直角と円周角を用いると、簡単に求めることができます。
下図を見てください。
点Bに対して直径Dを引いています。
Dは直径なので、
円周角により、$\angle DABは90^{ \circ }$になります。
直角三角形ABDを使って証明を進めていきます。
まず、$\angle ABT = 90^{ \circ } - \angle DBA - ①$
また、三角形の内角の和は180度なので、
$\angle ADB = 90^{ \circ } - \angle DBA - ②$
①②より、
$\angle ABT = \angle ADB$
$\angle ADBと\angle ACB$は同弧なので、円周角の定理により、
$\angle ADB = \angle ACB$
となり証明できます。
他方の角も同様の方法で求めることができます。
wikiを参照しました。
初版:2019/2/11