倍数・約数とは、最小公倍数と最大公約数とはなにか
最大公約数と最大公約数とはなにか、よく忘れるのでまとめます。
最大公約数とはなにか
まず、公約数とは2つ以上の整数に共通な約数のことをいいます。
6と12を例にとると、1,2,3,6が公約数になりますね。
公約数のうち最大のものを最大公約数(G.C.M greatest common measure)といいます。
上記だと最大のものなので、6になります。
最小公倍数とはなにか
まず、公倍数とは名の通り共通な倍数のことです。
なので、そのうち正で最小のものを、最小公倍数(L.C.M least common value)といいます。
よって、6と12の最小公倍数は12になります。
倍数とは約数とはなにか
倍数・約数がわからんってなったりして。。
なので解説を。。。
a,b,qを整数とします。
a = bqの時、(aがbで割り切れる)時、aをbの倍数
bをaの約数といいます。
先ほどの12と6を例にとると、
$12 = 6 × 2$
$12 = 6 × 1$
と置くことができ、最小公倍数が12であることがわかります。
最大公約数と最小公倍数の求め方
36と120を例に最大公約数と最小公倍数をもとめます。
1.各々の数を素因数分解する
$36 = 2^2 \cdot 3^2$
$120 = 2^3 \cdot 3 \cdot 5$
2.最大公約数を求める
最大公約数を求めるには共通な素因数に、最小の指数をつけて、掛け合わせます。
36と120の共通因数は2と3で、2の最小指数は2
3の最小指数は1なので、
最大公約数は
$2^2 \cdot 3 = 12$
3.最小公倍数を求める
最小公倍数を求めるには、すべての素因数に、最大の指数をつけて掛け合わせます。
2の最大指数は3、3の最大指数は2、5の最大指数は1なので、これらを掛け合わせて最小公倍数は
$2^3 \cdot 3^2 \cdot 5 = 360$
初版:2018/7/17
更新:
2020/4/10
2021/9/2(最小公倍数の箇所の数値が間違ってました)