UnrealEngine4でのandroidアプリのapkの作り方をまとめ

UnrealEngine4でのandroidアプリのリリース方法をまとめます。

keystoreを作成する

まず、keystoreを作成します。
android studioだと専用のUIツールがありますが、ue4ではないので、keytoolコマンドを使って鍵を生成します。

keytoolコマンドを使って、keystoreを作成する

keytoolコマンドの例をあげます、ue4のドキュメントから参照しました。
oracleの公式docはこちら


keytool -genkey -v -keystore myapp.keystore -alias myapp -keyalg RSA -keysize 2048 -validity 10000
      

コマンドを入力すると、次は以下の情報を入力します。
入力項目は、android studioのツールを使って作成する場合と同じです。

入力項目 メモ
キーストアのパスワードを入力してください
新規パスワードを再入力してください 先の確認
姓名はなんですが
組織単位はなんですが
組織名は何ですか。
都市名または地域名はなんですか。
都道府県または州名はなんですか。
〜でよろしいですか? yesの場合はyをNoの場合はnを押してください
この単位に該当する2文字の国コードは何ですか。 日本はJPです
鍵パスワードを入力してください(キーストアのパスワードと同じ場合はRETURNを押してください):

これで、keystoreが作成されました。

作成したkeystoreをue4に認識させる

ue4エディタを開いて、上部メニューから設定 → プロジェクト設定を開いてください。
開いたら、左のメニューからandroidを選択し、Distribution signingの項目までスクロールしてください。

unreal engine editor keystore設定画面

先ほど作成したkeystoreファイルをプロジェクトファイル/Build/Androidフォルダ内に配置し、
keystore名やパスワードなどを入力してkeystoreの設定は終了です。

アイコンやスプラッシュ画像の設定をする

アイコンやスプラッシュ画像の設定もue4Editorのプロジェクト設定のAndroid項目から設定することができます。

アプリを配布用の設定にする

アプリを配布用の設定にします。

上部メニューの設定 → プロジェクト設定 → 左のメニューからプロジェクトを選択 → プロジェクト欄にスクロールします。

下図のように、Build Configulationをshippingに、For Distributionにチェックを入れます。

unreal engine editor 配布用設定画面

apkを作成する

apkを作る準備が完了したので、apkを作ります。

上部メニュー → ファイル → プロジェクトをパッケージ化 → Android → Android(ETC1)を選択します。

Android(ETC1)は全android対応のテクスチャの圧縮方法らしいので、これを選択。
他の圧縮方法については、公式docを参照してください。

しばらく待つと、apkが生成されます。
ただdefault生成されるapkはobbファイルが分離されます。

obbファイルをapkに含めるオプション

obbファイルをapkに含めるには、プロジェクト設定のandroidの項目から、Package game inside apk?の項目にチェックを入れてください。

以上です。

UnrealEngine4.21で確認しています。

初版:2019/2/2

このエントリーをはてなブックマークに追加