円の方程式とその求め方について
点(a,b)を中心とする半径rの円の方程式は、一般に
$(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2$
と教えられますが、このなにげなく、そうなんだろうなと思っていた公式を、
式の変形により導いてみます。
円の方程式の導き方
まず、円の概念として、定点からの距離が一定である点の集まりであると言えます。
定点をC、距離をrとすると、中心C、半径rの円と言えます。
任意の点P(x,y)が円C上にある条件は
CP = r - ①
これを点と点の距離と考えて座標で表すと
$\sqrt{(x - a)^2 + (y - b)^2} = r$ - ②
両辺を平方して
$(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2$ - ③
②の左辺は長さなので、②の両辺は正であるから、
$① \Leftrightarrow ② \Leftrightarrow ③$
となります。
初版:2019/7/23