2次曲線の極方程式について
極座標が$(a,0)$である点Aを通り、始線OXに垂直な直線をlとします。
点Pからlに下ろした垂線をPHとするとき、
離心率$e = \dfrac{OP}{PH}$ - ①
これが一定であるような点Pの軌跡は、極Oを1つの焦点とする2次曲線になり、
その極方程式は
$r = \dfrac{ea}{1 + ecosθ}$ - ②
2次曲線の極方程式の証明
2次曲線上の点Pの極座標を(r,θ)とすると、
OP = rと①から
$PH = \dfrac{r}{e}$,また
$PH = a - rcosθ$
よって、$\dfrac{r}{e} = a - rcosθ$
$r = ea - recosθ$
$r(1 + ecosθ) = ea$
$r = \dfrac{ea}{1 + ecosθ}$
より②が成り立ちます。
②は、0 < e < 1の時楕円、e = 1放物線、e > 1の時双曲線を示します。
初版:2022/2/8