分数関数について
$x$についての分数式で表された関数を、$x$の分数関数という。
分数関数の定義域は、分母を0にする$x$の直を除いた実数全体。
$y = \dfrac{k}{x}(k \ne 0)$ - ①
このグラフは、
$k > 0$なら、第1,第3象限
$k < 0$なら、第2,第4象限にある。
原点に関して、グラフ上の任意の点$P(a,b)$と対称な点$Q(-a,-b)$も①を満たすから、
点Qは①のグラフ上にあるので、
①のグラフは原点に関して対称です。
また、漸近線は$x$軸と$y$軸で互いに直行しているので、①は直角双曲線になります。
$y = \dfrac{k}{x - p} + q(k \ne 0)$
$y = \dfrac{k}{x}$のグラフをx軸方向にp,y軸方向にqだけ並行移動した直角双曲線で、
漸近線は2直線$x = p$,と$y = q$で、定義域は$x \ne p$,値域は$y \ne q$です
初版:2022/2/9