振動数条件
通常状態で(量子数$n$)の電子が別の定常状態(量子数$n'$)に移るとき、
電子を失ったエネルギーと等しいエネルギーを持つ光子が放出されます。
放出されたエネルギーについて、$n > n'$,光子の振動数を$ν$,プランク定数を$h$、
第$n$レーンにいる電子のエネルギー準位を$E_n$として以下の等式が成り立ちます。
光子の持つエネルギーは$hν$なので、
$$hν = E_n - E_{n'}$$
この条件を振動数条件といいます。
また、振動数$ν$は光速を$c$、波長を$λ$とすると、
$ν = \dfrac{c}{λ}$と表せるので、
$$ \dfrac{hc}{λ} = E_n - E_{n'}$$
初版:2022/9/14
更新:2023/7/14(光子のエネルギーの説明を追加)
2023/8/7(説明追加)